【次回譲渡会】12月上旬に開催予定です|詳細は決まり次第お知らせします

猫の脱走防止|開ける窓には柵が必要な理由|京都の保護猫

窓の内側に突っ張り棒とワイヤーネットで脱走防止の柵を付けた図解
この記事の要約

開ける窓には柵が必要です。網戸だけでは防げない理由と、身近な道具での付け方をまとめました。

「うちの子はおとなしいから、窓を少し開けるくらいなら大丈夫」。そう思っていても、猫は外の音や鳥、通りかかった猫にふと反応して、一瞬で外へ出てしまうことがあります。

保護猫のおうちでは、里親さんのお家にお伺いする事前訪問の前に、脱走防止の準備をお願いしています。この記事では、なぜ「開ける窓」に柵が必要なのか、どんな道具でどう付けるのか、窓のほかに気をつけたい場所をご紹介します。

目次

結論:開ける窓には、すべて柵が必要です

脱走防止の柵とは、窓を開けたときに猫が外へ出られないよう、窓の内側に取り付ける仕切りのことです。換気のために開ける窓、出入りに使う窓など、「開けることがある窓」にはすべて必要です。

反対に、はめ殺しの窓や、猫を迎えてからは開けないと決めた窓には柵はいりません。ただ「開けないつもり」の窓でも、ご家族の誰かが開けてしまうことはあるので、開けない窓はご家族みんなで共有しておくと安心です。

猫は数センチの隙間から出てしまいます

猫は頭が通る隙間なら、体も通ると言われています。「少しだけ開けて換気」のつもりの数センチでも、体の小さな子猫や細身の猫は抜けてしまいます。

外に出た猫は、自由になって喜んでいるわけではありません。知らない場所に出てしまった猫は、怖くて物陰にじっと隠れ、帰り道がわからなくなることが多いと言われています。柵は猫を閉じ込めるためではなく、猫が安心して暮らせる場所を守るためのものです。

網戸ロックだけでは足りません

網戸ロック(ストッパー)は、網戸がずれて隙間ができるのを防ぐ道具です。網戸そのものの弱さは変わらないため、爪をかけて破れたり、体当たりで枠から外れたりすることがあります。

網戸ロックは「あると安心な補助」として使い、開ける窓には柵を付けてください。

柵の付け方:突っ張り棒とワイヤーネットで作れます

保護猫のおうちでは、突っ張り棒とワイヤーネットを組み合わせた柵を使っています。どちらもホームセンターで手に入り、壁に穴をあけずに取り付けられます。

用意するもの

  • 突っ張り棒 2本(ホームセンターの強力タイプ。窓枠の内側の幅に合うもの)
  • ワイヤーネット(窓の内側を隙間なく覆える枚数。目の細かいもの)
  • 結束バンド(ネット同士、ネットと突っ張り棒を留めるため)

付け方のポイント

  1. 窓枠の内側の幅と高さを測り、ワイヤーネットが隙間なく収まる枚数を用意します。
  2. 突っ張り棒を窓枠の内側の上と下に、しっかり張って固定します。
  3. ワイヤーネットを結束バンドで突っ張り棒に留め、ネット同士も留めて1枚の壁のようにします。
  4. 左右と下に隙間が残っていないか確認します。猫は下や横の隙間を狙います。
  5. 最後に手で押して、ぐらつかないか確かめます。猫が体重をかけても動かない強さが目安です。

突っ張り式なので、賃貸のお部屋でも取り付けられます。窓の大きさや形で迷うことがあれば、写真を見ながら一緒に考えますので、お気軽にご相談ください。

窓のほかに気をつけたい場所

玄関:開けた瞬間がいちばん危ないです

玄関は、宅配や来客で開ける回数が多く、開けた瞬間に足元をすり抜けられやすい場所です。玄関と猫のいる部屋の間に、扉を1枚はさむようにしてください。

「部屋の扉を閉めてから玄関を開ける」をご家族みんなの習慣にしておくと、来客のときも慌てずに済みます。

ベランダ:2階以上でも出さないでください

ベランダは、手すりの隙間や、お隣との仕切り板の下から出てしまうことがあります。高い階でも、猫は飛び降りたり、足を滑らせて落ちたりします。ベランダには出さないようお願いしています。

同じ理由で、リードをつけてのお散歩もお願いしていません。猫は驚くと、一瞬でハーネスから抜けてしまうことがあります。

迎えたばかりの時期は、とくに注意が必要です

お家に来たばかりの猫は、まだ環境に慣れておらず、不安から外へ出ようとすることがあります。トライアルが始まる前に、柵や扉の準備をすべて終えておいてください。

お迎え前のチェックリスト

  • 開ける窓すべてに柵を付けた
  • 網戸にはロックも付けた(柵の補助として)
  • 玄関と猫のいる部屋の間に、扉が1枚ある
  • 開けない窓はどれか、ご家族で共有した
  • ベランダには出さないことを、ご家族で共有した
  • 柵を手で押して、ぐらつかないことを確かめた

事前訪問でお願いしていること

保護猫のおうちでは、譲渡会でエントリーいただいたあと、お家にお伺いする事前訪問(10分ほど)で、脱走対策・飼育環境・用品を確認させていただいています。

事前訪問の前に、お部屋・窓・扉の写真と間取り図をお送りいただいています。柵の準備で迷うところがあれば、写真を見ながら一緒に考えますので、遠慮なくご相談ください。

よくある質問

開けない窓にも柵は必要ですか?

開けない窓には必要ありません。ただ、換気などで開ける可能性が少しでもある窓には付けてください。「この窓は開けない」と決めた窓は、ご家族で共有しておくと安心です。

網戸ロックを付けていれば大丈夫ですか?

ロックだけでは足りません。網戸ロックは網戸のずれを防ぐものなので、網戸が破れたり外れたりすることは防げません。開ける窓には柵を付け、ロックは補助として使ってください。

2階以上なら、窓を開けても大丈夫ですか?

高さに関係なく、開ける窓には柵が必要です。猫は高いところから飛び降りたり、足を滑らせて落ちてしまったりすることがあります。

ベランダに出してあげたいのですが

ベランダには出さないようお願いしています。手すりの隙間や仕切り板の下から出てしまうことがあり、高い階でも安全ではありません。窓に柵を付けたうえで、窓越しに外を眺められる場所を作ってあげてください。

賃貸で、壁に穴をあけられません

突っ張り棒とワイヤーネットの柵なら、壁や窓枠に穴をあけずに取り付けられます。退去のときも、取り外すだけで元に戻せます。

万一、外に出てしまったら?

まずは家のすぐ近くを、静かに探してください。猫は遠くへは行かず、物陰や車の下、植え込み、室外機のまわりなどに隠れていることが多いと言われています。大きな声で呼ぶより、静かになる夜に普段の呼び方で声をかけるほうが出てきやすいとも言われています。

保護猫のおうちから迎えた子の場合は、すぐにご連絡ください。探し方を一緒に考えます。

まとめ

  • 開ける窓には、すべて柵が必要です。開けない窓には不要です
  • 網戸ロックは補助です。網戸は破れたり外れたりします
  • 柵は突っ張り棒(強力タイプ)とワイヤーネット、結束バンドで、穴をあけずに作れます
  • 玄関との間に扉を1枚。ベランダとリードでのお散歩はお願いしていません
  • 事前訪問の前に、お部屋・窓・扉の写真と間取り図をお送りください

脱走防止は、譲渡条件の「完全室内飼育・脱走防止対策」にあたる大切な準備です。里親をご検討中の方は、まず譲渡までの流れをご覧ください。

里親をご検討中の方は、まず譲渡までの流れをご覧ください。
脱走防止の準備で迷うことがあれば、お気軽にご相談いただけます。

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本記事は保護猫のおうちが、自宅で預かっている猫たちとの経験をもとに書いています。健康に関することは、かかりつけの動物病院にご相談ください。

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